トランサミンに休薬は必要なの?

トランサミンには休薬期間が必要なの?

 

トランサミンの市販薬には、「2カ月使用したら、2カ月休薬するように」という指示があったりします。そのため、「トランサミンを長く使っているけど大丈夫かな?」だとか、「個人輸入で始めようと思ってるけど、2カ月使ったら休んだほうがいいのかな?」などの疑問を持つ人もいるでしょう。

 

ここでは、トランサミンと休薬期間の関係を見ていきます。

 

もともと休薬期間の取り決めはない

 

トランサミンというと、「シミや肝斑の治療薬」というイメージがあります。しかし、実際のところは、それ以外にもさまざまな症状に適応があります。

 

  1. 全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向
  2. 局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血
  3. 紅斑・腫脹・そう痒等の症状
  4. 咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状
  5. 口内炎における口内痛及び口内粘膜アフター
参考ページ:トランサミン添付文書

 

↑がおもなトランサミンの効能・効果となりますが、この中でも「咽頭痛」にはトランサミンがよく使われます。風邪などでのどが痛いときもそうですし、例えば「逆流性食道炎の胃酸逆流によってのどが荒れてしまう」という場合も、トランサミンが用いられることがあります。

 

風邪ならともかく、逆流性食道炎が原因の咽頭痛の場合は、症状が長期間に及ぶことがあるので、2カ月使ったら2カ月休薬、というわけにはいきません。そのため、年間単位で長期服用することもよくあります。

 

副作用|下痢や吐き気、眠気が出ることも?」のところで紹介したように、トランサミンには確かに副作用はあるものの、確率としてはかなり低く、医薬品の中ではリスクが低めとなっています。そのため、処方に関しては、内服期間の制限は原則としてはありません。そのため、休薬に関しても、医師がOKを出している限りは必要ないということになります。

 

それではなぜ、市販薬だと「休薬するように」と言われているのでしょうか? それは、処方なしで買えるために、休薬の制限をつけなければいけないからです。念のため、安全を考慮して休薬の指示を出しているということなのです。

 

トランサミンには血栓症のリスクがあります。処方であれば、採血をして評価をしつつ処方をするということができるので、定期的な休薬は必要ありません。しかし、市販薬の場合は個人の判断となってしまうので、「休薬を入れてリスクを下げておきましょう」ということになるのです。

 

そのため、医師の処方によってトランサミンを利用している場合は、休薬については医師に任せればOKです。「少し休薬しましょう」と言われればその通りにすればいいので、個人で判断する必要はありません。

 

市販薬や個人輸入でトランサミンを入手している場合は、シミ・肝斑対策の場合が大半のはずです。なので、2カ月使用すれば、ある程度シミ・肝斑への効果が認められるはずです。であれば、そこから2カ月は念のため休薬し、また2か月後から利用を再開するというのがよいでしょう。一応、静脈瘤などの既往症がないのであれば連続使用も可能ではありますが、個人で判断するのは難しいので、休薬を挟むのが無難な使い方です。