トランサミンでできるニキビ対策とは

ニキビとトランサミンの関係とは?

 

トランサミンはシミ・肝斑に効果があるため、そこから連想して「ニキビにもいいのでは?」と思う人もいるでしょう。また、皮膚科でのニキビ治療でトランサミンが処方されることもあるため、トランサミンがニキビに効くというイメージを持つ人は多いかもしれません。

 

ここでは、実際のところはどうなのかを解説します。

 

ニキビ治療そのものへの効果があるわけではない

 

すでに書いたように、皮膚科でニキビを診察してもらうと、治療薬としてトランサミンが処方されることはあります。ただ、これはニキビそのものの治療のためではありません。

 

ニキビは、かんたんに書くと「毛穴に皮脂などが詰まり、アクネ菌が繁殖して炎症になる」ことで起こります。原因はストレスや生活習慣・食生活の乱れなどさまざまですが、結局のところは毛穴がつまってしまうのが原因なわけです。

 

一方、トランサミンはというと、トランサミンの作用機序のところで解説したように、「プラスミン」の働きを抑えるのが主な役割です。そのため、毛穴の皮脂とも、アクネ菌とも、全く関係ありません。そのため、トランサミンを飲んだとしても、ニキビの予防ができるわけでも、できてしまったニキビを治療できるわけでもないのです。

 

ではなぜトランサミンが処方されるのでしょうか? それは、ニキビが治ったあとの色素沈着、いわゆる「ニキビ跡」を薄くするためです。

 

 

→ やけどなどで起こる炎症後色素沈着に利用できる?

 

トランサミンはシミ・肝斑対策で有名ですが、「炎症後色素沈着」の治療に使われることでも知られています。ニキビ跡も炎症後色素沈着の一種なので、トランサミンによって色を薄くし、目立たなくすることが可能なのです。
※なお、ニキビ跡が陥没する「クレーター」を治す効果はありません。

 

ニキビそのものの治療方法はたくさんあるのでここでは割愛しますが、ニキビが治ったあとのニキビ跡の対策も意外と重要で、色素沈着の治療としてトランサミンは役立つのです。

 

なお、ニキビ跡の色素沈着の対策としては、他にもレーザー治療やハイドロキノンなどさまざまな種類があります。どの治療法が適しているかは人によるので、ニキビ跡が気になるならまずは皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか。